法華講は常に、時の御法主上人の御指南のもと、僧俗一致して正法興隆(しょうぼうこうりゅう)・広宣流布をめざして着実に前進しています。それは、次のような近年の歩みを見ても明らかです。

平成2年7月には、総本山に4万数千名の法華講員が結集して、大石寺開創七百年を記念する大総会が開かれました。同年11月には創価学会問題が発生し、法華講に対する創価学会のいやがらせや妨害が続くなか、平成6年には法華講員6万名による「地涌(じゆ)六万大総会」が開催され、平成10年には10万名が参列して総本山客殿落慶(らっけい)法要が行われました。そして、平成14年には、法華講の悲願であった30万名の結集をもって、宗旨建立(しゅうしこんりゅう)七百五十年の記念法要が総本山大石寺において盛大に奉修(ほうしゅう)されました。

このような飛躍的な法華講の大発展は、大御本尊の大利益(りやく)と御法主日顕上人猊下の御威徳(ごいとく)によるものであり、法華講の信仰が正しいことのあかしなのです。

なお、海外の実状を見ても、創価学会が破門されるまでの日蓮正宗寺院は、アメリカ合衆国の6カ寺とブラジルの1カ寺であり、約15名の僧侶が総本山から派遣されていました。
しかるに平成3年以降は、SGI(創価学会インタナショナル)の卑劣な妨害にもかかわらず、前記のアメリカ・ブラジルのほか、新たにスペイン、台湾、ガーナ、フランスなどに寺院が続々と建立され、香港(中華人民共和国)、マレーシア、シンガポール、インドネシア、パナマ、アルゼンチンなどに布教所や事務所が開設されています。現在(平成16年4月)、海外における日蓮正宗の寺院・布教所などは17カ国26カ所に及び、常駐(じょうちゅう)している僧侶は約40名を数えます。さらに、寺院や事務所がない国においても法華講員が信心に励んでおり、僧侶が出張して指導に当たっています。
こうして現在、海外43カ国において65万名の法華講員が世界広布をめざして精進しています。

このような一面を見ても、法華講が躍進していることは明らかであり、創価学会が「法華講は衰退している」と悪口をいうのは、法華講の発展に嫉妬(しっと)し、学会員を欺(あざむ)くためなのです。

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