創価学会員の皆さんへ/第七章 日蓮正宗に疑問を感じている創価学会員に/「導師本尊」や「引導」などを権威づけの道具に使っている

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宗門は、葬儀において本来必要のない「導師本尊」や「引導」などを権威づけの道具に使っているのではないか
■導師本尊について
創価学会は、葬儀の際の導師(どうし)御本尊は、「大聖人・日興上人の時代にはなかった」「御書にも載っていない」などといって否定し、第三十一世日因(にちいん)上人のお言葉を引用して、導師御本尊は不要であると主張しています。
しかし、宗門草創(そうそう)のときには顕(あらわ)れなかった教義や、化儀(けぎ)が時代とともに体系化され、時の御法主上人によって宗祖大聖人の教えを正しく敷衍(ふえん)する形で、顕発(けんぱつ)・化導(けどう)されることは、宗門の歴史のうえで、在(あ)って当然のことです。したがって、「大聖人・日興上人の時代にはなっかた」「御書にも載っていない」との理由で、宗門伝統の教義や化儀を否定することは大きな誤りです。

また、創価学会は、「第三十一世日因上人も家庭の御本尊と導師御本尊は同じであると指南している」といって、導師御本尊は不要であるとしています。しかし、この『日因上人書状』の御文は、
「臨終御本尊の事  凡そ御本尊と申すは朝夕拝見仕り候御本尊も臨終講の御本尊も同じ事にて候。但し臨終の砌には御仏前えも罷り出で候事は成り難き候故に別紙に御本尊を枕の下に掛け奉り朝夕拝見仕り候。御本尊を忘れず候様に用心を致すべきにて候。例せば御守りを懐中仕り候事、我が身を離さず所持せば御守護を得申すべく候ためなり。然れどもお守と常住安置の御本尊と格別にて之れなく候。(中略)又お経をよみあげ候事、常住の御本尊と臨終の御本尊を掛け奉り申し候時と前後苦しからざる事に覚え候、何れも同じ御功徳にて候。然(しか)れども臨終正念のために書写し之(これ)を授与し給ふ御本尊なれば臨終正念の御祈祷のときは正意に致さるべく候」(小川貞性宛・宝暦四年十月十七日状)
と、常住(じょうじゅう)御本尊も臨終(りんじゅう)の御本尊(導師御本尊)も、読経・唱題する功徳は等しいものの、導師御本尊は臨終正念(しょうねん)のために書写された御本尊であるから、葬儀には導師御本尊を正意(しょうい)としなさい、と御指南されたものです。

創価学会は、この日因上人の「葬儀には導師御本尊を正意とせよ」との結論の文を隠して、「導師御本尊は不要である」とする、まったく反対の文証にしているのです。
これは、まさしく詐欺(さぎ)・誑惑(おうわく)を常套(じょうとう)手段とする創価学会らしい、だましの手口というべきです。
なお、創価学会では「第二十六世日寛(にちかん)上人こそ正統な法主(ほっす)である」と讃(たた)えていますが、その日寛上人も導師御本尊を書写されているのですから、こうした創価学会の主張は、日寛上人にも背(そむ)く邪義なのです。

■引導文について
創価学会では、「引導文(いんどうもん)は中国の禅宗によって始められたものであり、現在は僧侶の権威の道具にすぎず、故人の成仏とは関係ない」といっています。
しかし、本宗の葬儀には、故人の臨終正念(りんじゅうしょうねん)・罪障消滅(ざいしょうしょうめつ)・即身成仏を祈るなどの意義があり、そのなかでも引導は、故人を真の常寂光土(じょうじゃっこうど)に導く深い意義をもつことから、もっとも重要なものといわれています。それは、第九世日有(にちう)上人が『化儀抄(けぎしょう)』で、引導の心構えを御教示されていることからも明らかです。
このような重要な意義をもつ引導を、単なる「僧侶の権威の道具」と蔑(さげす)む創価学会の主張は、仏法の深義(じんぎ)をわきまえぬ浅識謗法(せんしきほうぼう)の言であり、薄っぺらな歴史しか持てない集団の、哀れな「ひがみ」でしかないのです。

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