あなたの質問は、あたかも「日蓮正宗の僧侶は、創価学会員との法論に勝つ自信がないので、法論から逃げている」といわんばかりですが、それは事実誤認であり、考え違いです。

日蓮正宗の僧侶が「法論から逃げている」ことなどは絶対にありません。

それは、今までにも宗門の僧侶が創価学会幹部と法義に関する件について法論対決した例があることからも明らかです。しかもいずれの法論においても、宗門の僧侶が日蓮正宗の正義(しょうぎ)をもって堂々と創価学会の邪義を論破(ろんぱ)しています。
もっとも、すでに邪教となり、都合によって主張を変える創価学会が、750年間、一貫して日蓮大聖人の正法を守り伝えてきた日蓮正宗の大義(たいぎ)に勝てるわけがないのです。

しかるに現在の創価学会は、日蓮正宗を貶(おとし)め、僧侶を攻撃することを目的として対話を要求し、それに応じた僧侶の話をひそかに録音して悪宣伝の材料にしています。このとき、話の内容に関係なく、創価学会員が突然大声で「創価学会が正しい」とか「宗門は負けた」などと叫び、その部分のみを会合で再生して、「法論に勝った」といって宣伝する例も多いのです。これも創価学会の卑劣(ひれつ)な手口の一つです。
また、創価学会員は僧侶と議論をしても、返答に窮(きゅう)すると話をはぐらかしたり、初めから宗門や僧侶の悪口を一方的にまくし立てることがほとんどです。

宗門の僧侶は、このような法義にかかわりのない、低級で、中傷するための「法論」や「話し合い」は、まともに応ずるほどのものではないとして、一々相手にはしていないのです。
このことをもって、創価学会では「宗門の僧侶は法論を避けている」というのでしょうが、創価学会員が真摯(しんし)に正法を求め、法義の正邪を確認したいというならば、宗門の僧侶は誠意をもって対話に応じています。
あなたが、本当に僧侶の話を聞きたいというならば、徒党(ととう)を組まずに一人で寺院を訪ねるべきです。

←第七章15 創価学会員の皆さんへ(総目次) 第七章目次 第七章17→ |