現在の創価学会は、従来信奉(じゅうらいしんぽう)してきた日蓮正宗の教義信仰のなかで、「唯授一人(ゆいじゅいちにん)の血脈」や「総本山根本」などの自分たちに都合の悪い部分は否定し、「日蓮大聖人は末法の御本仏」「一閻浮提(いちえんぶだい)総与の大御本尊が根本」などと、自分たちが利用できるものだけをそのまま踏襲(とうしゅう)しています。
したがって、創価学会には独自の教義というものはないのです。

本尊についていえば、創価学会では、総本山大石寺第二十六世日寛(にちかん)上人御書写の御本尊を勝手にコピーした『ニセ本尊』を会員に拝(おが)ませています。これは、創価学会が日蓮正宗の教義から離れることができず、大石寺の御歴代上人を利用する以外にないことを示しています。つまり、創価学会の教義は「日蓮正宗の真似事(まねごと)」にすぎないのです。

一般に、独自の教義を持たない教団が他宗の教義を自分の物のようにして用いることを「法盗人(ほうぬすっと)」といいます。
創価学会は、日蓮正宗に似て日蓮正宗ではなく、だからといって徹底して新興宗教(にもなりきれないでいるのです。

日蓮大聖人は
「蝙蝠鳥(へんぷくちょう)のごとし。鳥にもあらず、ねずみにもあらず」(報恩抄・御書1017頁)
と仰せです。蝙蝠とはコウモリのことです。
まさに、創価学会は「法盗人教団」「コウモリ集団」なのです。

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